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京都で施した刺繍は違う | ポロシャツ

  • yanagida
  • 2017年5月7日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年2月21日


アロックのポロシャツで刺繍が胸に施したものがあるが、

この刺繍に関して特別な刺繍だというところが分かりにくいと言われたので

今回その刺繍についてどんな刺繍なのか説明したいと思います。。。。

知らない人はパッとみてプリントかと思う人もいるようで、刺繍だと知ってよくみて、”へ〜綺麗に出来てるね、プリントかと思った。”だって。

ホームページ上にも刺繍をアップに撮った写真があるのですが、

良く見て頂きたいのです、ポロシャツで良くあるブランドロゴマークを入れたものとはちょっと手法が違うのです。

京都でタタミ刺繍

手法の種類には大きく分けて

  • フリ縫い

  • タタミ縫い

  • ステッチ縫い

がありまして、一般的にロゴ刺繍などに使われるのはフリ縫いやステッチ縫いだと思われます。

フリ縫いは線の端と端を縫うやり方で縫いを被せることで立体感を出しやすい手法です。

ステッチ縫いは特に線を表現するのに使われ、1mm以下の線になるとこの手法を使います。見た目に繊細さがないので、個人的にはあまり好きではないですが、細〜い線をどうしても使いたい場合はこの手法を使うしかありません。

アロックではこれらと違いタタミ縫いの手法を取っています。

この手法は畳の目のように細く縫う方法で、強度があり耐久性に優れた縫い方です。

大きな面を縫うにはこの方法が適しているわけですが。。。

弱点としては針数が多い分高価になってしまうのとフリ縫いより粗が出やすいということで、

ただ、それなりの大きさのデザインを刺繍で作っているので、ボリュームが出過ぎないように、それと全体的に引き締まった感じを出すのにはやはりフリではなくタタミの方がいい。何と言っても面積があるのでこの手法です。

タタミ刺繍

荒っぽくならないようにあえて拘った仕事をしてくれる京都の刺繍屋さんで縫ってもらっていますので、非常に細かく綺麗な刺繍に仕上がっています。とても海外ではこうはいきません。

中国で何度か試したことがあるのですが、なかなか綺麗に行かず、綺麗に出来たと思うと非常に固く仕上がってしまうという。。。なかなか難しいです。

made in Japanはここに活きています、改めてそう感じました。

機械だけで言えば海外も同じようなものを今では設備しているのですが、最終的にそれを扱う人の性格が差になってくる気がしました。

ただ”出来る”っていう話ではなく”どう出来る”ってことでしょう。

タタミ縫いの刺繍の裏側を見てもその綺麗さは分かると思います。

裏と表の違い

タタミ刺繍裏側

タタミ刺繍表側

どうでしょうか? どちらが表に来てもおかしくないほど綺麗ですね、特に裏側は肌に当たる事になるので滑らかな肌触りが不可欠です。

面積があるので刺繍部分が硬くなりがちなのですが、この辺はいろいろな調整具合で柔らかく仕上げているので、肌に触れても全く違和感がないように調整されていますからご心配なく。海外で一度試した時はワッペンか?っていうぐらい硬く上がって来たことがあった。。。。それなら最初からワッペンにした方が安上がりでいいじゃないか!って事だが、やはり出来るだけボディーになじむようにするには直接刺繍するのがいいと考えています。

ただ、刺繍の調整がポイントになるのですが。。。

近々刺繍もボディーも全部白のバージョンを出します。

一度ご自身の目でその刺繍を確かめて見てくださいね。

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80年代後半から90年代にかけてパリのKENZOでデザイナーを務め、その後BURBERRY(三陽商会)で11年間チーフデザイナーを務めた経歴のある柳田浩貴による、和モダンな感覚をポップにデザインしたアイテムやライフスタイルのテイストにあった物を気軽な感じでオススメしていきたいと思います。ポートフォリオ

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