ラグジュアリーブランドとは?を考える。
- yanagida
- 2017年8月7日
- 読了時間: 4分
ブランドとは
日本と海外のブランドビジネスというものの考え方は全く違う。
ジビネスの根本自体が違うのです、日本でいうブランドはただ名前のことで、海外は人々が持つイメージのことを指す。
なので、日本では正直言って名前はどうでもいいと消費者は思っている。ただの標識のようなものなのです。
海外ではブランドを作る、イコール特徴をつける。オンリーワンを作るということなのです。
企業の経営者や企画の人は、「やろうとしていることはブランドビジネスか?」と聞くと、「頭を傾けながら、はいそうです。」と言う。でもやる事はマーケティングビジネスだけでありブランドビジネスには程遠いというか、ビジネス形態が全く違う。

ラグジュアリーとはなんだ?
っということを改めて考えてみました。
"LUXURY" /lʌ́ɡʒ(ə)ri|lʌ́kʃ(ə)ri/ 豪華さ, ぜいたく,
だけでなく、 快適さ, ぜいたくな気分; 余裕, 好条件 という意味がある。
日本ではほぼ豪華さや贅沢という意味で使っているのであろう。
何を持って贅沢というかは人ぞれぞれで、話がややこしくなるので横においておきます。
ラグジュアリーブランドと言うと私は作り手、発信側が主体でこだわって作り出しているところを言い、買う側はその発信されたテイストや考え方に共感して買い求めることだと思うのです。
従って、買う側を中心に作るところは決してラグジュアリーブランドにはなれないと思うのです。買う側中心の物作りはあくまでマーケティングによるポジショニング、(どのターゲットを狙うか?どこの強豪がいるが?いくらで売っているか?) なので、常に他との対比的判断が付きまとう。
それが悪いとは言わないし、それしかできない会社もいっぱいある。と言うかほとんどの会社がそうであろう。だから必要以上に強豪がいる。。。
ブランドとはは高い安いに関わらず、作り手の考えをしっかり取り入れ、その癖(味)を売っていく事だと思うのです。
そして会社はその癖をどう売るかアイデアを考えていく事であると思うのです。
日本から何故世界的なブランドが現れないのか?はここに尽きる。
実は日本にもブランドはあると思う、(アパレル以外の方が多いと思うが)コツコツと作っている味噌屋だったり、かつお出汁屋だったり。
これをどう世界に広めるかがビジネスでありブランドビジネスなのだと思うのです。
白いT-shirtsだけを売っているというお店を見た事がある。これもブランドビジネスだと思う。これからどうやっていくか、続けるためのアイデア次第であろう。
他にもいっぱいあるのに何故そこのを買うのか?そこに贅沢(LUXURY)という言葉が絡んでくるのです。
何かで読んだことがある。"マーケティング理論では語れない高級ブランド"と題して ”日本はプレミアムという言葉を使うが、プレミアムは強豪に対してプラス&何かがつくと言う物でファッションに関していうとzaraやH&Mなどのファストファッションが現れ、低価格に消費者が慣れてしまい、プレミアムの位置付けが下がってしまった。"
ようは価格を上げる事が出来ない。価格を上げる事が出来ないのに真のプレミアムを作り売るには無理が生じてくるのであろう。行き詰まってしまった。
もう変わる勇気もすべもないわけである。。。
その記事では時計の老舗シグマの復活を例に挙げていたが。。。。
確かにシグマは商品価格が3倍に上がったが、見事に復活した。
消費者動向を重視したセグメント、ターゲティング、ポジショニングビジネスをしている限りラグジュアリーブランドはおろか、本当のブランドビジネスはないのです。
ラグジュアリーを売るとは?
これは作り手が本当にこだわる物を売る事にあるのだろう。
そのためには作り手がしっかり自分を持って信じたものを作る哲学と技術を磨く以外に始まりはないのであろう、そしてその味を理解し商売に変えていくアイデアを出せる経営者が現れないと実現はしないのであろう。。。。
過去にデザイナーズファッション時代があったが、作り手が中心になって出来上がったブランドであった。。。。。いまはもう影が薄れてしまったが。
余談になるが、
ファストファッションは有名ブランドのデザインを真似て安く売っているわけで、でもそこには知的財産の問題は今の所発生していない。
しかし価格を安くするために、素材も製品も大量に作り大量に廃棄する事になる。
消費者は着ない服がクロゼットに溢れかえっているか、すぐに着なくなり捨てる事になる。
買っては捨て、を繰り返すビジネスになっているので今の時代背景に合わせ環境問題には気を配って欲しいところです。
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