日本人には白銀比が馴染む
- yanagida
- 2017年10月9日
- 読了時間: 3分
パルテノン神殿やサクラダファミリアやフク王のピラミッド
巻貝や枝分かれ、松の実など色々な自然の形状から見出されるらしい黄金比、
最も美しいバランス比として、多くの芸術家が利用もしていたが、
昔から自分的にはどうも今ひとつシックリこなかったのです。。。
正直、色々なものを黄金比に合わせて語られていますが、物によってはなんか無理やり当てはめているのでは?っと思わせるものも少なくはない。
なんでここと、ここの比率を黄金比にしていて、ここは違うのか?って思う建造物などもあり全てを信じるわけにはいきませんが。。。

パルテノン神殿の縦横の比率が1:1.6
これが黄金比で美しいバランスなのだ!って言われ、そう思いこむしかないって感じでしょうか?
ただ、その黄金比よりも自分的にシックリくる比率は白銀比なのです。
白銀比は日本で古くから建築などあらゆるものに使われているが”法隆寺”
五重の塔も白銀比。。。大和比とも言われますが。。。。

法隆寺の一階と二階の床の幅が1.4:1
キティちゃんやドラえもんも白銀比なのです。。。。
結構かわいいキャラクター系で使われていることが多いですね、「可愛く描いたら、たまたま白銀比だった」ってことかもしれませんが。。。。
普段使っているA4とか用紙のサイズが白銀比だということは有名ですが、自然と生活の中で見かけているので、よりシックリくるのでしょうか?
白銀比の比率
白銀比の比率は1:2√ ようは1.414ですね。
この白銀比の書き方を覚えるとその不思議な法則が非常に魅力的に感じるわけで。。。。
ザクッと、下に白銀比を描いてみました。
白銀比サイズの用紙を半分にして、それぞれのに対角線を引き、その交わるポイントは直角になります。
その直角のポイントから垂直に線を引くと、それは縦横それぞれの⅓に分けられる。
数学者にすればなんでもない事なのかもしれませんが、こう見ると不思議な仕組みではないですか? X-ファイル並みに不思議に感じます。

また、縦の辺(長い方)の長さで円を描き斜めでぶつかったところは
ちょうど横の辺の長さの位置なので、正方形ができるわけです。。。
ま〜はじめに対角線の比率である1.414で描いているので当たり前のことなんですが。。。。数学が苦手な自分にはまるで魔法のようで神秘的。。。
すみません、わかりやすく言うと、正方形の対角線の長さを長辺に持ってきた長方形が白銀比です。。。。
A4紙などがあれば定規がなくともなんとなく分割などが出来てしまうわけですね。。。。。。

もともと白銀比は建築するときに一本の木(円)からどのようにしたら無駄なく柱を切り出せるか?という、”もったいない精神”から割り出されているわけで、そんな発想もどことなく共感を覚えるのです。。。。。
日本人らしい素晴らしい発想です。
動の黄金比に対して静の白銀比、西洋と東洋、誰かに聞いたことがあるのですが、フラワーアレンジメントは黄金比の比率数字が手本で出てくるのに対して、生け花の華道では白銀比の数列がバランスの手本として出てくるそうです。。。。
非常に興味深い話です。
フラワーアレンジメントより生け花の方が好きだし、
どうりで日本人の自分には白銀比がしっくりくると思いました。
ちょっとした追加情報ですが、この黄金比や白銀比を簡単に計算してくれるアプリがあります。
”RATIO”
残念ながら、現在無料でインストールできても実際うまく立ち上がらない状態です。。。。今のiosバージョンに対応していないのでしょうか?
シンプルでセンスのいいインターフェイス、このアプリも白銀比で作られているのでしょうか? 黄金比か?
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